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手指衛生の遵守率UPそぞろ歩き~3 [感染管理,医療安全]

みなさんの施設で、手指衛生のためのアルコール消毒薬は、どこに配備されていますか?ICC(感染対策委員会)のメンバーだけでなく、医療安全の観点からも、どこに配備されているかしっかりと把握しておく必要があります。 ◇病棟手指消毒薬配備MAPまず施設課などで避難路図面のコピーをいただきましょう。病棟内の、アルコール手指消毒薬、液体石鹸の配備状況を記します。色分けしたり、プチシールなどを用いてみると楽しいでしょう。このとき、カート上、ナースステーション、汚物室、ベッドサイド、処置室、リカバリー室、検査室、外来なども漏れなく記載しておくようにします。
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手指消毒の遵守率UPそぞろ歩き~2 [感染管理,医療安全]

手指衛生は、その目的に応じたレベルがあるのをご存じでしょうか。

 社会的(日常的)手洗い>衛生的手洗い>手術時手洗い ※社会的手洗いは、石鹸と流水を用いた一般的な日常的な手洗い方法です。クリニカルなケアを行わない方や、お見舞いの方、外来患者さんなどは施設内でこの手洗いを行います。手指の一般的な汚れの除去を主目的とした手洗いです。 ※衛生的手洗いは、抗菌薬入り液体石鹸と流水による(少なくとも15秒間手指全体)、またはアルコール消毒薬による(1525秒程度)、衛生的手洗い方法に則った医療従事者の標準的な手洗い方法です。正しい方法、適切な接触時間が重要なポイントです。指先、指の間、親指の付け根、手首などが洗い漏れ注意点です。また手洗いの場合は、ペーパータオルを用いて水分を拭き取り、最後にそのタオルで蛇口を閉めます。

手指の一時通過菌の除去を目的とした手洗いです。

共用のタオルの使用、溜め水での複数回の手洗いは汚染の原因になりますのでやめましょう。

 ※手術時手洗いは、抗菌薬入り液体石鹸と流水と、アルコール消毒薬を組み合わせた手洗いです。時間や方法、手順はガイドラインなどを参考にして今一度ご確認ください。皮膚常在菌の減少を目的とした手洗いです。グローブ内の湿潤状態では菌が増加するため、持続性のある抗菌薬の残存効果が求められます。

 

参考:エビデンスに基づいた感染制御(第2集-実践編)メジカルフレンド社

エビデンスに基づいた感染制御 (第1集) 

エビデンスに基づいた感染制御 (第2集) 

エビデンスに基づいた感染制御 (第3集) 


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手指消毒の遵守率UPそぞろ歩き~1 [感染管理,医療安全]

手指消毒の遵守率UPそぞろ歩きをシリーズでUPしていきます。

 医療関連施設内で、汚染した手指の接触による感染伝播を防止するには、手指衛生の徹底が重要です。みなさんの施設ではきちんと手指衛生されていますか? ◇手指衛生のポイントl  目的をしっかり理解することl  正しい方法で行うことl  適切な量を用いることl  適切な時間をかけて行うこと ◇手指衛生向上のポイントl  必要な場所に設置されているかl  使用期限を明記しているかl  頻度に合わせた量の製品を配置しているかl  習慣づけるための教育を行っているか

l  日常的に気づく工夫をしているか

では手指衛生って手洗いのことでしょ?

ホント?・・・ 

次号につづく。。。
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在宅感染予防テキストのご紹介 [感染管理,医療安全]

訪問看護師のための在宅感染予防テキスト―現場で役立つケア実践ナビ 訪問看護師の方々に向けた、在宅療養時の感染予防テキストのご紹介です。

近年、在院日数が減少し、その分在宅ケアに関わる様々な懸案事項が浮き上がってきました。

その中でも、感染予防はとても大切なスキルです。

現場で在宅特有のケアを、わかりやすく実践に則した形で解説してくれる書籍です。

日野原重明先生のご推薦書です

訪問看護師のための 「在宅感染予防テキスト」 メディカ出版 3,000円

NPO法人HAICS研究会 PICSプロジェクト 編著

訪問看護師のための在宅感染予防テキスト―現場で役立つケア実践ナビ

訪問看護師のための在宅感染予防テキスト―現場で役立つケア実践ナビ

  • 作者: HAICS研究会PICSプロジェクト
  • 出版社/メーカー: メディカ出版
  • 発売日: 2008/08
  • メディア: 単行本

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オーストラリアの病院視察 [感染管理,医療安全]

先日、HAICS研究会のツアーに同行し、オーストラリアの病院視察をしてきました。

このレポートは、インフェクションコントロール7月号(メディカ出版)に掲載される予定です。

とてもいい専門誌ですので、まだ購読されていない方はお早めにどうぞ。

インフェクションコントロール2009年春季増刊 感染対策ら

インフェクションコントロール2009年春季増刊 感染対策ら

  • 作者: インフェクションコントロール編集室
  • 出版社/メーカー: メディカ出版
  • 発売日: 2009/04/24
  • メディア: 単行本

インフェクションコントロール2009年秋季増刊 現場ですぐ

インフェクションコントロール2009年秋季増刊 現場ですぐ

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: メディカ出版
  • 発売日: 2009/10/23
  • メディア: 単行本
 

※インフェクションコントロール年間購読10%オフならこちら
http://www.fujisan.co.jp/product/1281682136


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【情報】感染管理認定看護師教育課程修了者のための集中講座 [感染管理,医療安全]

NPO法人 HAICS研究会より以下情報です

平成21年度感染管理認定看護師教育課程修了生の方々を対象に、研修で学んだ事を整理する集中講座を開催します。 

http://www.haicsjp.com/index.files/Page915.htm

 


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感染防止対策加算の施設基準 [感染管理,医療安全]

3 感染防止対策加算の施設基準() 医療安全対策加算1に係る届出を行っていること。() 感染防止に係る部門(以下「感染防止対策部門」という。)を設置していること。ただし、医療安全管理部門をもって感染防止対策部門としてもよい。() ()に掲げる部門内に以下の構成員からなる感染防止対策チームを組織し、感染防止に係る日常業務を行うこと。ア感染症対策に3年以上の経験を有する専任の常勤医師(歯科医療を担当する保険医療機関にあっては、当該経験を有する専任の常勤歯科医師)イ5年以上感染管理に従事した経験を有し、感染管理に係る適切な研修を修了した専任の看護師。なお、ここでいう研修とは、次の事項に該当する研修のことをいう。() 国及び医療関係団体等が主催する研修であること。(6月以上の研修期間で、修了証が交付されるもの)() 感染管理のための専門的な知識・技術を有する看護師の養成を目的とした研修であること。() 講義及び演習により、次の内容を含むものであること。(a) 感染予防・管理システム(b) 医療関連感染サーベイランス(c) 感染防止技術(d) 職業感染管理(e) 感染管理指導(f) 感染管理相談(g) 洗浄・消毒・滅菌とファシリティマネジメント等についてウ3年以上の病院勤務経験をもつ感染防止対策にかかわる専任の薬剤師エ3年以上の病院勤務経験をもつ専任の臨床検査技師アに定める医師又はイに定める看護師のうち1名は専従であること。当該保険医療機関内に上記のアからエに定める者のうち1名が院内感染管理者として配置されていること。なお、当該職員は1の(1)のカに掲げる院内感染管理者(医療安全対策加算に規定するもの)を兼ねることができる。また、第2部通則7に規定する院内感染防止対策に掲げる業務を行うことができる。() 感染防止対策の業務指針及び院内感染管理者若しくは院内感染防止対策チームの具体的な業務内容が整備されていること。() ()に掲げるチームにより、最新のエビデンスに基づき、自施設の実情に合わせた標準予防策、感染経路別予防策、職業感染予防策、疾患別感染対策、洗浄・消毒・滅菌、抗菌薬適正使用等の内容を盛り込んだ手順書(マニュアル)を作成し、各部署に配布していること。なお、手順書は定期的に新しい知見を取り入れ改訂すること。() ()に掲げるチームにより、職員を対象として、少なくとも年2回程度、定期的に院内感染対策に関する研修を行っていること。なお当該研修は別添2の第1の3の()に規定する安全管理の体制確保のための職員研修とは別に行うこと。() 院内の抗菌薬の適正使用を監視するための体制を有すること。特に、特定抗菌薬(広域スペクトラムを有する抗菌薬、抗MRSA薬等)については、届出制又は許可制の体制をとること。

() 地域や全国のサーベイランスに参加していることが望ましい。

http://www.hospital.or.jp/pdf/00_20100305_05.pdf

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入院基本料等の施設基準(院内感染対策) [感染管理,医療安全]

ここは変更ありませんね。

ちなみに総ての保険医療機関が対象ですから、規模の大小は関係ありません。

2 院内感染防止対策の基準() 当該保険医療機関において、院内感染防止対策が行われていること。() 当該保険医療機関において、院内感染防止対策委員会が設置され、当該委員会が月1回程度、定期的に開催されていること。() 院内感染防止対策委員会は、病院長又は診療所長、看護部長、薬剤部門の責任者、検査部門の責任者、事務部門の責任者、感染症対策に関し相当の経験を有する医師等の職員から構成されていること(診療所においては各部門の責任者を兼務した者で差し支えない。)。() 当該保険医療機関内において(病院である保険医療機関においては、当該病院にある検査部において)、各病棟(有床診療所においては、当該有床診療所の有するすべての病床。以下この項において同じ。)の微生物学的検査に係る状況等を記した「感染情報レポート」が週1回程度作成されており、当該レポートが院内感染防止対策委員会において十分に活用される体制がとられていること。当該レポートは、入院中の患者からの各種細菌の検出状況や薬剤感受性成績のパターン等が病院又は有床診療所の疫学情報として把握、活用されることを目的として作成されるものであり、各病棟からの拭き取り等による各種細菌の検出状況を記すものではない。() 院内感染防止対策として、職員等に対し流水による手洗いの励行を徹底させるとともに、各病室に水道又は速乾式手洗い液等の消毒液が設置されていること。ただし、精神病棟、小児病棟等においては、患者の特性から病室に前項の消毒液を設置することが適切でないと判断される場合に限り、携帯用の速乾式消毒液等を用いても差し支えないものとする。
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ICベーシック(感染管理対策講座) [感染管理,医療安全]

ICベーシック(感染管理対策講座)   無料デモ版←こちらをクリックするとご覧になれます。

感染対策の基礎を学ぶコースです。感染対策に関する学会では世界の総本山と評される
APIC(米国感染管理疫学専門協会)のメンバーが執筆した内容です。すでに、参加者は、
国内130病院を超え、学習登録人数も30,000人を突破しています。医療施設で、職種横断
的に、全員が参加して感染対策の知識を底上げすることに適しています。

著作:APIC(米国感染管理疫学学会)メンバーS.Subasco他11名
監修:東北大学医学部附属病院検査部 賀来満夫 石井敬子 金光敬二(現福島県立医科大学)
改定監修:横浜市立大学附属病院 満田年宏
テスト問題改定政策:宮城ICNネットワーク
同監修:東北大学大学院医学系研究科医科専攻 賀来満夫

〉〉お申込みはこちらから 
☆最後「②本講座を何で知りましたか」には、必ず「感染制御そぞろ歩き」と明記ください。

感染管理対策講座は、ICベーシックとケーススタディがセットになっています。
*学習期間はお申し込み後、半年間となります。


■ICベーシックとは
1.感染対策はなぜ重要なのか?  7分
2.感染管理プログラム  7分
3.感染管理における検査部門の役割  11分
4.標準予防策および防護具(PPE)
4-1隔離策の歴史  4分
4-2標準予防策  5分
4-3防護具(PPE)  11分
4-4一般原則  4分
4-5ケーススタディ1,2,3  5分
5.血液媒介病原体  
5-1血液媒介病原体  7分
5-2HBV,HCVとHIV  16分
5-3ケーススタディ  8分
6.空気感染予防策  8分
7.飛沫感染予防策  
7-1概要  5分
7-2ケーススタディ  2分
8.接触感染予防策  
8-1接触感染  4分
8-2接触感染予防策  8分
8-3予防策の継続期間  3分
9.手の衛生
9-1手の衛生  3分
9-2いつ手を洗うか  3分
9-3手の衛生の種類  5分
10.手術部位感染の概要  
10-1手術部位感染の概要 (←クリックするとデモ版をご覧になれます) 20分
10-2手術部位感染リスク  13分
10-3手術部位感染リスクを減らすには  14分
11.消化器感染  16分
12.泌尿生殖器感染
12-1序文  14分
12-2尿路感染の原因?典型的な病原体と拡散 10分
13.血流感染の予防  25分
14.院内肺炎  
14-1原因  4分
14-2リスク  4分
14-3病原菌の伝播拡散防止  9分
14-4宿主の危険性  7分
15.皮膚および軟部組織の感染症  14分
16.MRSA:メチシリン耐性黄色ブドウ球菌  12分
17.VRE:バンコマイシン耐性腸球菌  11分
18.血管内カテーテル及び点滴に関連する感染  
18-1感染のリスク減少  10分
18-2予防のために何ができるか?  13分
18-3リスクと予防  12分
19.抗菌薬耐性の管理
19-1概要  8分
19-2抗菌薬  8分
19-3抗菌薬耐性細菌  15分
20.サーベイランスとアウトブレイク
20-1概要  13分
20-2アウトブレイクの調査  8分
21.医療従事者の健康管理  
21-1医療従事者と感染の概要  12分
21-2感染症の種類  15分
22.洗浄、消毒、滅菌
22-1概要  8分
22-2消毒と滅菌  8分
23.水による感染  11分
24.感染管理と廃棄物管理
24-1感染と廃棄物の概要  8分
24-2感染性廃棄物のカテゴリー  10分
25.感染管理とランドリーの管理
25-1ランドリーと感染  9分
25-2感染の伝播・拡散予防  5分
Cura2.jpg Cura1.jpg


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