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看護師さんの手荒れ [感染制御・感染管理・滅菌・医療安全]

医療従事者は、頻繁に流水と石けんによる手洗いや、アルコール手指消毒を行います。

特に患者ケアに直接携わる看護師や医師は、毎日数十回の手指衛生を行います。

皮膚の表皮は、油脂や保湿成分を含む角質層が持つバリア機能により異物の侵入から身体を守っています。

ところが、このバリア機能が破綻すると、異物(微生物や化学物質など)が侵入しやすい状態となります。

皮膚は42日くらいでターンオーバーを繰り返しています。皮膚にトラブルがあっても、やがて自然治癒する仕組みになっています。

しかし、バリア機能を破綻させるような刺激が繰り返されると、この補修が間に合わず、炎症が起きます。

特に医療従事者は、手洗いで油分が落ちた状態でアルコール手指消毒を繰り返します。アルコールはタンパク質の変性を惹起します。これが手荒れの大きな要因となります。

一方、院内(医療関連)感染を予防するため、接触感染対策として、手指衛生の徹底が必要です。短時間で効果的な方法として擦式アルコール製剤による手指衛生が推奨され、多くの病院で実施されています。
手指衛生には、テクニック、接触時間、使用量、使用頻度、場面といったことを守ることが大切です。

こと手荒れの観点からは、矛盾する対策を解決するために開発されたのが、「皮膚保護クリーム」です。
あらかじめ皮膚に保護膜を形成して皮膚本来のバリア機能を補完し、直接的な刺激から皮膚を守ってくれます。
幅広く生体に使用される、シリコン、フッ素にプラスしてPVPの皮膜が皮膚本来のバリア機能をサポートします。

プロテクトX2(医薬部外品)」は、2008年の発売以来既に数多くの医療従事者に利用されていますが、最近は、保育士や美容師、理容師、食品衛生、製品メーカー、農業、林業、段ボール梱包事業者など多くの分野で利用されています。

※正規ルートではない廉価販売業者などにご注意ください。
本品は、手荒れの治療を目的とした医薬品ではありません。手荒れがひどい場合は皮膚科医を受診して治療してください。

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