手荒れ対策のこと：感染制御そぞろ歩き for 看護・医療従事者：SSブログ

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手荒れ対策のこと　[感染制御・感染管理・滅菌・医療安全] [編集]

看護師さんや保健師さん、保育士さん、介護士さんなど

手荒れのリスクにさらされている職種は多種多様です。

経営者はこうしたリスクが、重大なリスクにつながることを認識しておく必要があります。

手荒れを起こした皮膚には、本来一時的な通過菌である微生物がコロニーを形成する可能性があります。

また、汚れも十分に落とせない場合もあり、これ自体が大きなリスクをはらむことになります。

食中毒、接触感染、さらなる手荒れの悪化。。。

職場の労務責任者や、安全衛生管理者はこれを重くとらえておく必要があります。

参考に法律の一文を記しておきます。

労働安全衛生規則（594条）
事業者は、皮膚に障害を与える物を取り扱う業務又は有害物が皮膚から吸収（中略）感染をおこすおそれのある業務においては、当該業務に従事する労働者に使用させるために、塗布剤、不浸透性の保護衣、保護手袋又は履物等適切な保護具を備えなければならない。

また、最近の厚労省通知です。

各衛生主管部（局）院内感染対策主管課御中厚生労働省医政局地域医療計画課　事務連絡　平成27年1月5日
Ⅱ．小規模病院/有床診療所施設内指針
1-4手荒れ防止に関する配慮（皮膚保護剤の良質な手荒れの起きにくい石けん/擦式消毒薬使用、および、適切なスキンケアーの実施）をおこなう。

ご参考になれば幸甚です。