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感染防止との関わり [感染制御・感染管理・滅菌・医療安全]

感染防止との関わり

97年までの一年間の出向を終え、社長室に入りました。
そして新規事業の立ち上げメンバーの一人として参加することになりました。

事業選定の頃、M物産の数十人と弊社の役員たちの中、プレゼンテーションをしました。

その後、院内感染対策に関するビジネスを立ち上げることとなりました。

1999年APICの視察を終え、帰国の最中に、T大学病院での結核院内感染の文字が新聞一面トップを占め、今からやろうとしている事業が正しい選択肢であることを認識しました。

G社のゲル状の手指消毒薬をどうやって日本で普及して行くか、プロジェクトメンバーで喧喧諤諤の日々が続きました。

当時、アルコール手指消毒薬の設置が義務化されつつあり、それに伴い手荒れが問題となることが予想されていたため、手に優しい手指消毒薬の上市が必要だという判断でした。

一方、日本看護協会の専門職業務課ではICN(感染管理認定看護師)の制度を構築すべく準備しており、コアメンバーとの情報交換は頻繁にありました。

清瀬に学校を開校する際、当時の校長らと膝をつけ合わせ、何ができるかを意見交換しました。結果、発行する情報誌に誌面を提供し、そこでICNの活躍を発表してもらうことにしました。それは現在のエスアールエル感染防止ニューズレターUNISON(当時ラビーム誌)に脈々と続いています。

その後、ゲル状手指消毒薬を、わずかなメンバーで全国行脚しながら社内外に理解者を増やし、薬剤部を回って説得してまわりました。その結果、数年で相当数の導入を果たし、同時に、感染防止の(株)エスアールエルというブランドをつくることができました。

臨床検査のお取引で培った信頼とお客様との関係を通じて、希有な経験をさせていただくことができました。

その後、私は大学院で感染制御学の勉強をする傍ら、独立して(株)ヘルスケアスクエアを設立しました。
ここでは、参入企業のお手伝いをしてまいりました。

当時、感染制御に関わる企業があまりにも少なく感じ、市場を活性化しないと、よりよい競争が生まれず、競争による商品の質の向上が図れないと感じたからです。

異業種も含めた市場参入により、様々なノウハウが集約され、市場形成されていけば、最先端の技術によるよりよい製品が感染制御のために産み出されると確信しています。

UNISON誌の編集や取材、そして皮膚保護クリーム「プロテクトX2」の販売を通じて、数多くの医療従事者と話をし、企業人と意見交換し、日々研鑽するようにしています。

これからも、いろいろな形で、関わっていこうと思っています。


























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