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基本的な感染防止対策が重要ですね [感染制御・感染管理・滅菌・医療安全]

多剤耐性菌がにわかに脚光を浴びています。

今こそ、秋冬を迎えるにあたり、基本的な感染防止対策の徹底を見直してみる時期かもしれません。

【手指衛生】
・手指消毒薬は使いやすく、適度な大きさの、消費期限内のものが配備されていますか。
・手指消毒薬のそばには、正しい手指消毒薬の使用方法が明示されていますか。
・手洗いシンクには、手洗い用の液体洗剤が配備されていますか。
・手洗いシンクには、正しい手洗い方法が明示されていますか。
・手洗いシンクの脇には、濡れないようにケースに入った、十分な容量のペーパータオルが配置されていますか。
・これらの事が職員に周知徹底されていますか。

【環境衛生】
・手指の頻繁に触れる環境表面は、一日に数回、環境用の除菌洗剤(disinfectant)等と清潔なワイパーなどで清拭していますか。
(ベッド柵やオーバーヘッドテーブル、点滴スタンド、ナースコール、内線電話受話器、PCのキーボードなど)
・埃の溜まりやすい箇所は、定期的に清掃していますか。
・ベッドのリネン類は髪の毛や皮膚の落屑などで汚れます、定期的に清掃や交換をしていますか。
これらの場所は外注清掃会社との契約外であることが多いので、契約内容を確認のうえ、職員が持ち回りで行うなどきまりをつくる必要があります。

【教育】
・基本的な感染防止の集合教育を行っていると思いますが、出席していない職員のフォローはされていますか。(講義をVTRで撮影していつでも視聴できるようにするなど工夫しましょう)
・e-ラーニングやDVDを活用すれば、自宅に居ながら自由な時間を使って学習できます。

【啓発】
・ポスターなどを掲示していますか。また古いものが貼りっぱなしになっていませんか。
古いものははがしてリニューアルしましょう。既に壁と化しています。

【事業仕分け】
・不要な感染対策を事業仕分けしてはいかがですか。
http://www.mhlw.go.jp/topics/2005/02/tp0202-1.html
改めて内容をご確認ください。

【マニュアル整備】
・院内感染対策マニュアルを見たことある人手を挙げてみましょう。
・院内感染対策マニュアルが病棟ステーションのどこに配置されていますか。
・院内感染対策マニュアルはいつ誰が更新していますか。
この際、確認して共有化しましょう。

【自主的な改善活動】
・自主的な改善活動をする場合、チェックリストを作成してみてはいかがでしょう。
作成にあたり、参考になるURLを記載しておきます。
http://www.thcu.ac.jp/faculty/inquiry.html
http://thcu.ac.jp/faculty/pdf/vol2_n1/108_sasaki.pdf
http://thcu.ac.jp/faculty/pdf/vol3_n1/106_kobayashi.pdf
http://www.fukushihoken.metro.tokyo.jp/iryo/kanri/checklist/index.html

高齢者施設に於ける感染対策としては、こんな資料も公開されています。
http://www.fukushihoken.metro.tokyo.jp/iryo/kansen/kansensyoutaisakukoushuukai/files/koureikansen.pdf

他にも、個人用防護具の着脱や、コホーティング(ベッドコントロール)、スタッフコホーティング(限定スタッフによるケア)、トリアージ(外来優先診療)、針刺し防止、廃棄物管理、空調管理など重要なことがマニュアルに書かれているはずです。 

こうした資料などを参考に、まずは基本的な感染防止対策の質を充実させることが大切です。
「うちは大丈夫」という言葉に、何の補償もありません。

 



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