ケアバンドルの話 [医療安全]
[E:night] 今日は七夕。恋人たちはどんな願い事をするのかなぁ・・・。
さて、7/5の土曜日、東京カンファレンスで東京医療保健大学大学院公開講座が大盛況のうちに終了いたしました。ご参加いただきました皆様および会を支えてくださった方々に厚く御礼申し上げます。
公開講座の中で、ケアバンドルという言葉について触れていました。
2003年頃から米国で使われ始めたもので、IHI(米国医療保健改善協会)を中心に、医療の質確保のための手段として活用されている考え方です。
英国では、High impact interventionの中の手法として、独自のケアバンドルが用いられています。ケアバンドルとは、RCTで有用性が認められた3~5の手法を、単独でなく束ねて(Bundle)行うことで、最大限の効果を得ようというものです。
ガイドラインやガイダンス(手引き)、マニュアルやベストプラクティス(推奨手順)に基づいて、その中で最低限これだけは行わなければならないという項目を、チェックリストにして単純化し、リマインダー(備忘録)として処置ごとにそれを見ながら手技を行う、そんな使い方のものです。
東京医療保健大学大学院で作成したものを下記サイトに公開しておりますので、ご興味がある医療関係者は、ダウンロードしてご試用してみてください。[E:free]http://thcu.ac.jp/faculty/inquiry.html
2008-07-07 15:24
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